更新日:2024年2月7日
著者:ままのて編集部
妊娠中に梅干しを食べたくなるママは多いようです。酸っぱい食べ物として代表的な梅干しは、おにぎりやお茶漬けなどさまざまな料理に使われています。妊婦さんが非妊娠時と同じように、梅干しを食べても問題ないのでしょうか。ここでは妊娠中に食べてもよい梅干しの量と、おすすめのレシピ、つわりとの関連性について解説していきます。
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梅干しとは、梅を塩漬けした後、干したものをさします。梅干しをさらに乾燥させて甘味を付けたものが干し梅です。梅干しはおにぎりの具材などで使われ、日本では馴染み深い食材ですが、昔から漢方薬や民間薬として扱われてきました。風邪の引き始めには梅干しが良いといわれることもありますが、どのような栄養素を含んでいるのでしょうか。
梅干しは妊娠中に不足しがちな栄養素であるカルシウム、鉄といったミネラルを含んでいます。しかし、決して多くは含まれていませんので栄養補給源には向かないかもしれません。それでも、梅干しは唾液の分泌を促進し、食べ物の消化をサポートしてくれます。唾液がたくさん出ることで食欲が増進したり、虫歯のリスクが下がったりすることがあります。
梅干しの酸っぱさの源であるクエン酸は、栄養素の代謝には欠かせない成分です。また、カルシウムの吸収率を高める効果もあるので、赤ちゃんの骨や歯の形成に大切な栄養素といえます。
梅の実は本来「青酸配糖体」という有害な成分が含まれるため、生では食べられません。そのため、梅干しとして食べられているのが一般的です。この青酸配糖体は梅干しの種の中身である「仁」に多く含まれています。漬けたものは、ほとんど無害なようですが、気になるママは仁を食べないほうが良いでしょう。